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クリニックスタッフが定期的にブログを書いています。


患者さんにとって少しでも安心して受診できるように、クリニックの雰囲気などお伝えしていきます。

不眠と血糖

不眠と血糖

こんにちは。白岩です。

今日は不眠に対する栄養アプローチについてお伝えしたいと思います。

私の元々の専門は精神科なので、(今の専門は??笑)
不眠やうつなどの症状に対する薬物療法はそれなりに考えてやってきていたつもりです。
しかし、2年半前に栄養療法に取り組み始めてから不眠に対するアプローチも変化してきました。

栄養療法に出会った初期のころ、今でも忘れませんが、薬をやめることができることを肌で実感した患者さんがいらっしゃいました。

その方はまだ若い女性の方でしたが、最初はうつで通院を始めたらしく、その後、薬物療法でうつの症状はだいぶ回復したまではよかったのですが、最後一つの睡眠薬をやめると不眠がぶり返す、どこのクリニックへ行っても「あと一つなのでやめてみるしかない」と言われ、でもやめられないのにどうしたらいいのかわからないということで当時私が勤務していたクリニックへこられました。

「もしかしたらあなたの不眠は神経をしっかりと働かせるための栄養が足りないかもしれない」とお伝えし、血液検査を実施、不足していることが読み取れたビタミンB群のサプリをおすすめしました。

わずか1週間後、今まで数年間やめることができなかった睡眠薬を飲まなくても眠れることができた、と感激してこられました。その方は無事、薬のない元の生活を取り戻すことができたのです。これにはまだ栄養療法を実践し始めて間もない私自身もびっくりしました。

さて、不眠のアプローチに話を戻しましょう。

上記のように、ビタミンB群の不足も不眠を悪化させる一つの要因になりますが、今日は血糖の変動が不眠に与える影響についてです。

糖尿病ではないから関係ないと思われている方がいたらお伝えしておきます。糖尿病かどうかは実はあまり関係ありません。

もちろん、糖尿病でも不眠はよく起こります。しかし、糖尿病でなくても、もし血糖値の上下が急激だったら気をつけないといけないかもしれません。

糖尿病は食後高血糖や平均血糖値の上昇で診断するので、血糖の乱高下で診断することはありませんが、不眠の原因になる自律神経の乱れは血糖の乱高下がものすごく関わっているのです。

食後眠くなる、というあなた、もしかしたら注意サインが出ているかもしれません。

炭水化物や糖質など、血糖値を上げやすいものを食べると当然血糖は上がります。すると体は糖を分解し、取り込むために「インスリン」というホルモンを分泌します。通常であれば適量のインスリンが分泌され、食後数時間で元の血糖値に戻るのですが、血糖の上昇が早いタイプの人やインスリンが過剰に出やすい人は高インスリンの影響で、崖から落ちるように”低血糖のような”状態になります。”低血糖のような”と言ったのは、実際には低血糖症と診断するまでの血糖値の低さには至っていないものの、血糖値急降下によって体が低血糖を起こしたように反応してしまうからです。血糖が下がる時、疲れやだるさ、眠気などが襲ってきます。しかし、低血糖のような状態を起こすと今度は体は血糖を上げなければいけない、と判断して、交感神経を昂らせます。

これがもし夜中に起きていたら、当然、交感神経の昂りによって眠りは浅くなり、途中で目が覚めたり、夜中に突然パニック発作を起こしたり、悪夢や寝汗、動悸など、さまざまな反応が起きるでしょう。

ステロイド剤を飲んだり、点滴治療で不眠がおきますが、これは副腎ステロイド、つまり交感神経を働かせるホルモンが強くなるからです。ステロイドは通常は夜に低くなり、明け方から上がってきます。ステロイドで糖尿病を引き起こすのも血糖が上がりやすくなると考えれば当然かもしれません。

寝る前に甘いものを食べないと眠れないあなた、空腹では寝付けないあなた。普段から炭水化物や糖質中心の食生活で疲れやすさを感じているあなた。もしかしたら血糖の乱れによる不眠の予備軍かもしれません。

ちなみに糖を分解するためにはたくさんのビタミンB群が必要なので、先程の患者さんがビタミンBで不眠が改善したのはこれが関係しているかもしれませんね。

当院では24時間、体の血糖値がどのように変化しているかを検査できる「フリースタイルリブレ」という機械を導入しました。

安全で簡易に血糖値を測定でき、2週間の血糖の変化をグラフにしてくれる優れものです。不眠や血糖、食生活などが気になっている方はお気軽のご相談ください。

しっかり睡眠をとり、免疫もあげてコロナに負けず、うつにならない体作りを目指しましょう!!

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