食事やサプリメントで１回に吸収できるビタミンCは３g（3000mg）が限界と言われています。高濃度ビタミンC点滴は12.5g以上のビタミンCを点滴することでより高い効果を期待します。
点滴による高濃度ビタミンCでは12.5g~50g程度までは抗酸化作用が強いと言われており、50g以上になるとビタミンCの酸化作用による抗がん効果をもたらすと言われております。
当院では抗酸化作用を目的とした高濃度ビタミンC点滴（12.5g、25g）を行っています。

※国内製造注射用ビタミンC製剤は常温保存が可能なように防腐剤が添加されており高濃度投与が行えません。 このため、高濃度で投与する場合は防腐剤無添加の海外製剤を使用する必要があります。
当院で使用する高濃度ビタミンCは世界で唯一のFDA（米国食品医薬品局）認可を受けた米国McGuff社のASCORという製剤であり、防腐剤フリー、アレルゲンフリーなどの米国cGMP基準をクリアしたものです。原料調達から製造までを一貫して行っており、ロット毎の成分分析も行われ、医療機関納入まで一貫して冷蔵保存が行われているもののみを取り扱っています。

※数万人に一人の割合でG6PD欠損症という遺伝疾患が存在します。G6PD欠損症では25g以上のビタミンCを投与すると溶血が起こるため点滴できません。このため、初めて行う際には事前にG6PD検査が必要です。（他院で検査済みの場合は必要ありません。）

グルタチオンは、生体内では主に肝臓で働く最も強力な抗酸化物質、解毒物質です。 高用量でも副作用が少なく安全に使用できることから、アンチエイジング領域ではデトックス全般に用いられます。 神経領域では、パーキンソン病や精神症状に対して使用されています。
白玉点滴はグルタチオンに高濃度ビタミンCをプラスしたもので、より高い効果が期待できます。

美肌点滴は、肌細胞に必要なビタミンB群、ビタミンCなどを中心にL-システインを加えたものです。L-システインは抗酸化物質であるグルタチオンの前駆物質です。
美肌注射は、L-システインとビタミンB群、ビタミンCを配合したものです。
プレミアム美肌点滴は、美肌点滴のビタミンCを高濃度ビタミンC 12.5gへグレードアップしたもので、より高い効果を期待できます。

メンタルケア点滴は、マイヤーズカクテルを当院独自のレシピでアレンジした点滴です。
気分が塞ぎがち、情緒が乱れる、疲れが取れない、睡眠の質が悪くなった、月経前特有のメンタルのお悩みがあるなどのメンタルの不調の背景には、精神機能のバランスを整える各種栄養素の不足がよくみられます。
メンタルケア点滴は精神機能の維持に欠かすことのできない各種アミノ酸やビタミンB群を強力に配合した点滴です。
プレミアムメンタルケア点滴は、メンタルケア点滴の内容をグレードアップし、グルタチオン、システインなどを配合した当院オリジナルのスペシャルブレンドです。

体内でエネルギーを作る過程で最も大事な栄養素はビタミンB群です。糖質、たんぱく質、脂質などからエネルギーを作る際に必須の栄養素がビタミンB群です。
市販のエナジードリンクはビタミンB群を含有していますが、同時に多量の糖分やカフェインなども含有されているため過剰摂取に注意が必要です。
にんにく注射はビタミンB1を中心に配合しています。
リカバリー注射はビタミンB群を総合的に配合しています。

1週間に１回、計３回（3週間）の注射を行うことで、花粉症症状を約3ヶ月間緩和させることが期待できる注射です。重症の場合は計６回まで注射を行います。
通年性アレルギーの場合は月１回の継続注射をすることもあります。
月経直前は出血が強くなるおそれがあるため注射できません。

キレーション治療とは、体内に蓄積した有害金属を排泄させる治療法です。
キレーション治療には内服治療と点滴治療があり、鉛、カドミウム、ヒ素などの排泄には点滴治療が有効で、水銀排泄には内服治療が有効です。
海外では動脈硬化に対する治療として、カルシウム排泄効果のあるNa-EDTAキレーション点滴が行われていますが、慎重に行うべき症例もあるため、国内ではカルシウム濃度への影響が少ないCa-EDTAキレーション点滴が流通しています。
重金属排泄に対してはどちらの点滴も効果に差異はないため、当院では国内流通のCa-EDTAキレーション点滴を採用しています。

点滴の手順
①検査で有害金属の蓄積と全身状態に問題ないことを確認
③キレーション点滴　１〜２週に1回　合計10回
④点滴治療10回終了後に、尿中有害金属検査にて確認
⑤重金属が残存している場合は継続する

体内で発生する活性酸素には殺菌作用などを持つ生理活性型活性酸素（善玉）と細胞障害型活性酸素（悪玉）の2種類の活性酸素があることがわかってきました。水素は分子量が極めて小さく、悪玉活性酸素のみを除去する選択的抗酸化作用があることが様々な研究で明らかにされています。水素は分子量の小さい気体であり、投与量や投与方法が十分でないと効果が発揮できないため、適切な投与方法が重要です。当院では、臨床水素治療研究会が推奨する吸入デバイスを採用しています。吸入の場合、短時間で高濃度の水素が投与でき、速やかな抗酸化作用が期待できます。各種点滴との組み合わせも可能です。サプリメントは腸内で持続的な水素を発生します。点滴は直接血管内に水素を投与でき、高い抗酸化作用を期待できます（点滴は現在開始準備中となっております。）