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患者さんにとって少しでも安心して受診できるように、クリニックの雰囲気などお伝えしていきます。
栄養療法に出会うまで

みなさんこんにちは 白岩です。
前回は自己紹介のご挨拶をさせていただきました。今回は私が栄養療法に出会うまでをお話ししたいと思います。
Contents
大学病院での臨床の壁
大学病院では様々な精神科の勉強をさせていただき、精神科の薬物療法についても学んできましたが、やはりそれでも治療がうまくいかないことはよくありました。
薬を使えば使うほど具合の悪くなるケース、どんな薬を使っても全然効かないケース、地域の先生方が苦労して治療してもうまくいかず、大学に紹介いただくケースなどで苦労したこともありました。
そんな中で、逆に薬の量や種類を減らすことで落ち着いてくる患者さんも経験しました。
良くしようと思って出していた薬で逆に具合が悪くなることを経験するたびに精神科医としての迷いも感じるようになってきました。
ただ、限られた診察時間でたくさんの患者さんに診察をしなければならない現実を考えると心理療法だけに時間を割くことも難しかったと思います。
大学から流浪の日々
そんな忙しい日々の中では臨床だけでなく、様々な雑務もあり、面倒臭いことが嫌いな私は「疲れた〜」が口癖になり仕事を辞めたいなと思ったこともよくありました。
求められれば断れないけど、心のどこかでしんどいなぁと思いながら過ごし、でも薬を飲むほどではなかったので自分でいくつかのサプリメントを試してみたところ体の疲れが楽になった気がしました。
その頃はいよいよ大学にこのままいても雑務が増えるし、自分のやりたいこともよくわからないという気持ちが強くなっていたので、外の世界に出ることを決めました。
そして数年間、一つの病院だけに勤務するのではなく、いくつかの医療機関を掛け持ちしながらこれからやりたいことを見つけようと考え過ごしていました。
外の世界に出てからは視野を広げなければと思い、いわゆる学会だけでなく、セミナーにも参加してサプリメントについても聞く機会を持っていました。
医学部では栄養学に関する講義はなく、生理学や生化学などは習いますが、それも臨床に入る前なのでほとんど頭には残っていない状態です。
まとめ
栄養が欠乏すると様々な病気になることは知っていても栄養を取れば症状がよくなることは習いません。
また、「体に良い食べ物」などの情報は巷に溢れていますが、逆に溢れているために医学的とは言えないこともよくあります。
ですが、これも運が良かったのかもしれませんが元々医者以外の進路を考えていた時期もあった私でしたので、医学以外の情報も色々知りたい気持ちがあったので、栄養学について素直に面白いと思って聞いていました。
次回は栄養療法の導入に至るまでをお話ししたいと思います。
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