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患者さんにとって少しでも安心して受診できるように、クリニックの雰囲気などお伝えしていきます。
うつ病になりかけのサイン|初期段階の対処法は?

「なんか調子がおかしい…」
「何かをする気力がない…」
このように感じたとき、うつ病を疑う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
うつ病のサインは意識しなければ見逃してしまうケースも多く、場合によっては日常生活や社会生活に支障をきたす場合もあります。
そこで本記事では、うつ病になりかけているときに現れるサイン、症状が現れる原因を詳しく解説します。
あわせて、うつ病の初期段階にできる対処法もご紹介するので、「もしかしたらうつ病かも…」「最近、何かをする気力がない…」と感じている方の参考になれば幸いです。
Contents
うつ病になりかけているサインは?
うつ病になりかけていると、検査結果の数値や心の症状としてサインがわかる場合があります。
数値に現れるサイン
高血糖の場合、また食後にも関わらず低血糖の場合はホルモンバランスが乱れやすく、うつ病と似たような症状が現れることがあります。
血液検査によって血糖値の数値に乱れが確認された場合は、うつ病になりかけているかもしれません。
心に現れるサイン
以下のようなサインが精神面に現れた場合も、うつ病になりかけている可能性があります。
- 気分の落ち込み(憂鬱感)
- 不安感や恐怖感を感じやすい
- やる気が出ない
- 眠れない(寝つきが悪い)
- イライラや興奮しやすい など
【症状別】うつ病のサインが現れる原因
うつ病になりかけているとなぜサインが現れるのか、症状別に解説します。
血糖値が乱れる原因
うつ病になりかけていると、ストレスや不安を解消しようと過食になる方は少なくありません。
そのため栄養バランスに乱れが生じ、血糖値のコントロールができなくなってしまいます。
また、ストレスを感じるとアドレナリンやコルチゾールといったホルモンが分泌されることによってインスリンの効果が弱まるなど、ストレス自体が血糖値を上昇させる原因となるケースもあります。
心に現れた症状の原因
心に症状が現れる場合、その多くはストレスなど何かしらの要因によって副交感神経が刺激され、自律神経のバランスが乱れていることが原因です。
うつ病になりかけたときの対処法
うつ病になりかけているサインに気づいたら、できるだけ早く対処することで症状の悪化を予防できる可能性が高まります。
血糖値が乱れている場合
血糖値が乱れている場合、まずは食生活を見直して栄養バランスを整えることが大切です。
- 食べる順番を工夫する:
野菜や海藻、キノコ類など、食物繊維を多く含むものから食べるようにする - ゆっくり、よく噛んで食べることを心がける:
噛む回数を増やすことで満腹感を感じやすくなり、食事の量をコントロールできる - 間食や当分の多い飲料・アルコールを控える:
肥満や高血糖の原因になる - 高糖質・高脂質・高カロリーの食事は避ける:
血糖値の上昇だけでなく、動脈硬化などの弊害を引き起こすリスクもある
自律神経が乱れている場合
自律神経の乱れを整えるためには、次のように生活習慣を見直すようにしましょう。
- 生活リズムを整える
- バランスのよい食事を心がける
- 十分な休息(睡眠)をとる
- 適度な運動をする
上記のほかに、朝日を浴びることもおすすめです。朝日を浴びることで体内時計がリセットされたり、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が促されることで心の安定につなげることができます。
うつ病のなりかけは栄養が大切
うつ病になりかけている場合、薬に頼る方は多いですが、食事を見直してしっかり栄養を取ることも大切です。
血糖値の乱れによいとされる栄養素
血糖値の乱れを整えるためによいとされている栄養と多く含まれている食材は以下のとおりです。
血糖値によいとされる栄養 | 多く含む食材 |
食物繊維 | 野菜、海藻、キノコ、豆類 など |
タンパク質 | 鶏むね肉、青魚、大豆製品、乳製品 など |
ビタミンB郡 | 肉、魚、緑黄色野菜、大豆製品 |
ビタミンC | 柑橘類、ブロッコリー、ピーマン など |
ビタミンD | 青魚、キノコ類、卵、乳製品 |
ビタミンE | ナッツ類、植物油、大豆製品 |
DHA・EPA | 青魚に多く含まれている |
自律神経によいとされる栄養素
自律神経の乱れによいとされている栄養と多く含まれている食材は、以下のとおりです。
自律神経によいとされる栄養 | 多く含む食材 |
ビタミンB郡 | 豚肉、レバー、魚介類、大豆製品 など |
ビタミンC | 柑橘類、ブロッコリー、ピーマン など |
タンパク質 | 鶏むね肉、青魚、大豆製品、乳製品 など |
カルシウム | 乳製品、大豆製品 など |
トリプトファン | 乳製品、大豆製品、バナナ など |
うつ病のなりかけにはサプリメントもおすすめ
うつ症状が現れていると、何をするにも億劫になってしまい、食事の見直しが困難になる方は少なくありません。
このような場合は、サプリメントを取り入れることもおすすめです。
サプリメントだけで食事そのものを補うことは難しいですが、不足する栄養を補うことで栄養バランスを整えることができます。
ラエティスクリニックではまず血液検査をさせていただき、検査結果を元に不足している栄養を突き止めて適切なサプリメントのご提案をさせていただきます。
不足している栄養を知り、できる限り薬に頼らずに症状を緩和したいとお考えの方は、ぜひお気軽にラエティスクリニックへご相談ください。
まとめ
うつ病になりかけているサインは見逃しやすく、対処が遅れると症状が悪化する恐れもあります。
「なんか調子がおかしい」
「何かをする気力がない」
「好きなことへの興味がなくなった」
このようなサインが現れた方は、まずはお気軽にラエティスクリニックへご相談ください。
ラエティスクリニックでは問診だけで診断・お薬の処方をするのではなく、検査によって原因を突き止めたうえで、患者様一人ひとりにあった治療方針のご提案をさせていただいております。
そして、最終的には薬からの卒業をしていただき、「当たり前と感じていた日常を取り戻す」ためのお手伝いをさせていただきます。
ラエティスクリニック本町〒541-0053 大阪市中央区本町3-1-2 イワタニ第三ビル4F
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