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うつ病の初期症状は?心と体に現れるサインを解説

うつ病の初期症状は?心と体に現れるサインを解説

「好きなことをしているはずなのに楽しくない…」

「寝つきが悪い日が増えた気がする…」

もしかしたら、それはうつ病のサインかもしれません。

そこで本記事では、うつ病の初期症状を見逃しやすい理由と主な初期症状、対処法を詳しく解説します。

「最近、何か調子がおかしい」と感じている方、ご家族の方はぜひ参考にしてください。

うつ病の初期症状を見逃しやすい理由

はじめに、うつ病の初期症状が見逃しやすいとされている理由を解説します。

日常のストレスや仕事の忙しさと区別しにくい

「ただストレスが発散できていないだけ」「忙しくて疲れているだけ」と思い込んでしまい、うつ状態になっていることに気づかないケースは少なくありません。

生活のリズムの乱れ、仕事の忙しさなど、生活するうえで気づかないうちにストレスは蓄積されています。

そのため、ご自身にとっては普段通りの生活と感じてしまい、うつ病であると認識しづらくなるのです。

性格や周囲の環境が原因と考えてしまう

ご自身の性格が「落ち込みやすい」「物事を深く考え込むクセがある」と認識している場合も、うつ病のサインとして認識できないことがあります。

また、引越しや転職、入学など「生活環境が変わって疲れている」と自己判断してしまい見逃してしまう方もいらっしゃいます。

初期症状が一時的なものだと思い込んでしまう

「一時的なものですぐに元に戻る」と思い込んでいた方が、実はうつ状態だったというケースもあります。

前向きな考え方でもありますが、実際にはうつ病の初期症状で、時間の経過とともに悪化して受診される患者様は少なくありません。

心に現れるうつ病の初期症状

うつ病の初期症状は患者様ごとに異なりますが、心に現れやすい初期症状の代表例をご紹介します。

気分の落ち込みや憂鬱感

趣味としてやってきたことが楽しくない、テンションが上がらないといった気分の落ち込みは、代表的な初期症状です。

また、何もしていても憂鬱な気持ちになっている場合も、もしかしたらうつ病のサインかもしれません。

集中力や判断力の低下

うつ状態になると、集中力が維持できなくなったり、物事の判断がしづらくなったりします。

「家事や仕事に身が入らない」「すぐに結論を出すことができない」といった場合は、うつ状態に陥っている可能性があります。

些細なことでイライラする・不安になる

テンションが上がらない、憂鬱な気分が続くことがうつ病の代表的な初期症状です。

しかし、些細なことでイライラして感情が昂りやすくなる方もいらっしゃいます。

また、些細なことで自信を無くし、何事にも不安を抱えてしまう方も少なくありません。

体に現れるうつ病の初期症状

うつ病の初期症状は、心だけでなく体にも症状が現れます。

睡眠障害

「寝つきが悪くなった」「目が覚めてもなかなか動き出せない」といった症状も、うつ病の初期症状のサインです。

その他にも、すぐ目が覚めてしまうなど中途覚醒の頻度が増えてしまう方もいらっしゃいます。

食欲の減退・増加

食欲が減り摂食状態が続く場合も、うつ病の症状である可能性があります。

一方で、イライラや不安など緊張状態が続いている方の場合、交感神経が活発になりすぎて過食状態になる方もいらっしゃいます。

急激な体重の変動

食欲の減退や増加の影響で体重が変動しやすくなることも、うつ病の初期症状の一つです。

「最近体が重い」「力が入らない」と感じるときは、疲れや筋力の低下ではなくうつ病によるものかもしれません。

性欲減退

気分の落ち込みや憂鬱感などにより、性欲が減退することがあります。

月経不順

女性の場合、月経の周期が乱れたり、止まってしまったりする方は少なくありません。

月経不順はさまざまな要因が考えられますが、特に思い当たる節がないときはうつ病のサインかもしれません。

関連記事:PMSのつらい症状|婦人科と心療内科のどっちを受診すべき?

ご自身やご家族がうつ病かもと思ったときの対処法

うつ病の初期症状は、ご自身による回復はもちろんご家族や周囲の方からの支えも大切です。

ご自身でできる対処法、そしてご家族ができることをご紹介します。

ご自身でできる対処法

ご自身でできることは、以下のようなことが挙げられます。

  • 十分な休息をとる
  • バランスの取れた食事をとる
  • 適度な運動をする

うつ病の原因は患者様によってさまざまですが、共通していることは「心が疲れている」ということです。

まずはしっかりと休み、心の休息を取りましょう。

また、バランスの取れた食事を心がけることも大切です。

気持ちが晴れない状態での食事は大変ですが、栄養をしっかり取ることで心のバランスを保つことができます。

特に、以下のような栄養素はうつ症状の改善に役立つとされています。

ビタミンB群 神経系の機能を高め、気分の安定を促す
ビタミンD 「幸せホルモン」であるセロトニンの分泌を促進する
鉄分 脳の機能を正常に保ち、集中力維持にもつながる
マグネシウム 神経伝達物質の調節や筋肉の弛緩に作用する
オメガ3脂肪酸 脳の健康維持をサポートする

その他にも、うつの症状によって外出が難しい場合でも、ご自宅で軽いストレッチをするなど体を動かすことも大切です。

ご家族ができること

うつの症状が出てしまった患者様は、ご自身の状態の影響で不安感や孤独感、喪失感などを感じやすいです。

まずは「あなたは孤独ではない」という気持ちを持って、安心して療養できる環境を作ってあげてください。

また、患者様ご本人だけでは栄養バランスの取れた食事を用意することが困難な場合が多いです。

ご紹介したように、タミンB群やビタミンD、鉄分・マグネシウム・オメガ3脂肪酸などを含んだ食事を用意してあげるようにしましょう。

そして、何よりも大切なことがご本人の心に寄り添うことです。

無理に原因を追求しようとせず、ご本人の意思で話せるようになるまで見守ってあげてください。

まとめ

近年のストレス社会では、さまざまな要因が絡みあい、うつ症状を発症する方が少なくありません。

症状は患者様ごとに異なり、処方する薬も症状や体質などによって変わります。

しかし、何よりも大切なことは、まず休むこと。そして、バランスの取れた食事でしっかり栄養を摂ることです。

ラエティスクリニックでは、栄養面からうつ症状へアプローチして改善を目指します。

また、どの栄養が不足しているかを血液検査によって追求し、患者様一人ひとりに寄り添った診察をさせていただいております。

薬に頼ることなく、「栄養によって心と体の健康を取り戻したい」と思われている方は、ぜひラエティスクリニックへご相談ください。

ラエティスクリニック本町〒541-0053 大阪市中央区本町3-1-2 イワタニ第三ビル4F

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