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患者さんにとって少しでも安心して受診できるように、クリニックの雰囲気などお伝えしていきます。
慢性疲労でお悩みの方へ

院長の白岩です。 今日は慢性疲労についてのお話です。
慢性疲労は結構多くの方がお悩みの症状の一つではないでしょうか。
過労や日々のストレス、現代社会に生きていると「疲れやすい」ことはどうしても避けることが難しいものです。
しかし、通常「慢性疲労」を主訴に病院を受診し、検査をして何か異常が見つかることは少ないと思います。逆に異常が見つかるようであればそれは単なる「慢性疲労」ではなく何かの病気で起こった疲労感ということになります。
Contents
慢性疲労のよくある例
慢性疲労が続き検査を受けたが異常なし、医師から「精神的なものですよ」と言われ心療内科や精神科を受診。そこで「うつ病」とか「うつの一歩手前」と診断され抗うつ薬が処方される。
休養すると少し良くなったので仕事に復帰したけど、なんだかスッキリしない。いつまで薬を飲み続ければ治るんだろう??
慢性疲労の考え方、治療の方法
上記のような経過の方、多いのではないでしょうか。当院でも他の診療科で異常なし、精神的なもの?と言われ来られる方が多くいます。そして、私はその際多くの場合まず血液検査をされることをおすすめします。
「いやいや、前の病院で血液検査の結果は異常がないから来たんですよ」と言われることもありますが、その時は前医の検査結果を見させていただきます。
分子栄養学の判断基準
我々が行ってる分子栄養学(オーソモレキュラー医学)は単に検査データが基準範囲内であるかどうかではなく、複合的にデータを読み、そのバランスの不均衡をいわゆる基準値範囲内であっても見つけ出すので、ほとんどの場合は何かしらの栄養学的アンバランスを見つけます。
特に慢性疲労においてはその原因が多岐に渡るため、血液検査の結果を読む際には生活習慣、食生活など色々な情報を交えて判断していきます。
よくある原因のいくつかは炎症、ストレス、感染、重金属などですが、これらは血液検査では異常値が出ないレベルのものです。血液検査だけで特定できない場合は有機酸検査やオリゴスキャンなどのバイオロジカル検査も追加するなど複合的に原因検索を行います。
検査は様々ですが、原因を特定できれば治療手段が見つかります。
当院の慢性疲労治療
治療はほとんどの場合いわゆる「お薬」ではありません。ここに辿り着くまで色々な薬を処方された方も少なくないと思いますが、ほとんどの場合は部分的な改善か無効に留まっています。
それはなぜか・・・・病気ではないからです。お薬というのはあくまで病気の症状を改善させるもの、特定の異常を緩和させるものなので、複合的な要因がある時には全く役に立ちません。
保険診療内で唯一役に立つものがあるとすればそれは漢方治療です。
慢性疲労の原因を特定して、やるべきことは生活習慣の是正、食生活の是正、そして適切な栄養を適切なサプリメントを用いて補充することが主なやり方になります。
改善のスピードは個人差がありますが、改善を実感される方は多いと感じます。
慢性疲労とは結局何なのか?
慢性疲労は病名ではありません。疲労状態が改善しにくい状態をまとめて呼んでいる「症候群」のようなものです。おそらく慢性疲労の大部分はいわゆる「副腎疲労」という状態を起こしている方達です。
ストレスや炎症を緩和させる働きのある副腎皮質のステロイドホルモンに余力の残っていない状態です。
実は「うつ病」も慢性疲労状態や何か原因があって起こるものだと考えます。
私は「うつ病」は精神疾患ではないと思っています。というか、精神疾患などという原因不明のものは実は存在していないとさえ思っています。脳の機能にアンバランスを起こす別の原因があって起こるもので、それが精神状態を乱しているのだと考えます。突飛な考えに聞こえてしまうかもしれませんが、分子栄養学を学べば学ほど、うつの原因を特定することは十分に可能だと思えるのです。
まとめ
多くの患者さんの血液データを見させていただくので色々な傾向を読み取りますが、これまで「うつ」症状で受診された患者様の血液データを読んだときに、栄養学的な意味での異常が見つからなかったことは全くありません。精神疾患である「うつ病」など、血液検査上は全くゼロです。
逆にもし栄養学的に健康な状態であれば「うつ」になることは100%ありえないと断言しておきます。
ですので、精神薬を使わなければ治すことが不能な「うつ病」なんてものははっきり言って存在しないと申し上げておきます。
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