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患者さんにとって少しでも安心して受診できるように、クリニックの雰囲気などお伝えしていきます。
心療内科で美容医療

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
新年最初のブログ、今年はメンタルの領域からさらに幅を広げていこうと思っているところです。
私の専門は精神科でした。今も”精神科専門医”資格はしっかり持ってますし、一般精神科医療はできます。
もし今「何科の医師ですか?」と聞かれたら?
迷わず「栄養療法です」と答えます。診療科では無いですね(笑)
栄養療法をやっていると、美容効果も実感します。ですので「美容心療内科」という名前が良いんですが、受診を考える時にどういう診療科なのかわからないと思いますので、説明しようと思います。
精神科医が美容をやってるというと、いわゆる”真面目に”精神科医療に携わっていらっしゃる先生方からは白い目で見られると思います。
「精神科医なのになんで美容やねん」と・・・・。精神医療の世界はあくまで精神医療の世界であり、美容医療とは全く違う分野であるというのは普通の方でもそう考える思います。
「こころの健康」を議論するとして、美容から考えることってまずないと思うんです。精神科の数ある学会やセミナーでも美容をテーマにしたものがあるはずもありません。
精神科の学会に顔を出して、栄養とか美容とか言っても通じる先生が誰もいないので、噛み合わないんです(笑)
精神医療と美容医療は本当に別物?
しかし、ここは批判を承知で書きますが、
精神医療は精神医療であって美容医療とは全く別物だと考えること自体がすでに古いと思います。
「精神科なのに美容に手を出して」と批判する人は新しい考え方がまだ理解できていないのだと私は思っています。
精神医療の中でしか精神医療を考えない人は自分達が精神科の専門だという自負が先立ってしまっていて、自分達の知っている世界でしかものを考えないようになってしまっているのではないかと思っています。過去の自分がそうだったように。
精神科治療は薬物療法と心理療法だけだと誰が決めたんでしょうか?なぜ別のアプローチがあることをこの世界は受け入れないのでしょうか?
薬物医療の課題
先日もある誌面に「女性のうつ病」というテーマがありました。しかし内容は特に目新しいことはなく、うつ病には抗うつ薬が必要であるとか、女性特有のホルモンの変化に気をつけるべきであるとか(でも精神科はホルモンはいじりません)、授乳をやめさせて薬物療法を優先すべきとか。
何十年経っても何の進歩もない、全然健康的でない治療法しか書いていないような状態です。薬もやめてはいけない診療科です。たまに数年ごとに新薬が出るくらいでしょうか。
そして、新しい副作用の少ない薬が出たから「これなら続けられます!」が謳い文句です。
だいぶ前に「機能性医学」というブログを書きました。今日はかなり過激に書いてますが、その時に書いたことと内容としては同じようなもので、決して精神科医療だけを批判しているのではなく、慢性疾患の医療全般にも言えることかもしれません。
ちなみにこの批判は急性期疾患、急性期医療は該当しませんので悪しからず。外科や救急、内科急性期、精神科救急などは必ず必要な医療です。
当院の美容医療
さて本題に戻って美容心療内科、美容精神科 とはいえ、当院は機械を使って美容の施術をするわけではありません。
技術についてはやはり専門の医師に、それこそ美容形成の専門の経験のある先生にお願いするべきだと思っています。
私がやっているのは栄養療法です。栄養療法は身体に必要な栄養を細胞の機能が改善するレベルで投与することによって心身の症状を改善させる医療です。
ですので、こころの不調の改善にも寄与します。そして、その結果、肌の細胞にも改善を得ることができ、結果的に美容面にも良い影響をもたらすことにつながるのです。
逆に、美容を目的とした栄養療法の場合にも精神に良い影響を与えることがあっても不思議ではありません。
体は一つ
結局のところ、体は一つなのです。自分の身体に必要なものをしっかり取り入れることができれば、美容とか、精神とか分けて考える必要は全然なくていいのです。
当院で栄養療法を実践されている方は色々良い影響を感じています。血液データで亜鉛が不足している方が亜鉛のサプリを飲んだら、洗髪時抜け毛が減りました。
疲れやすいという方がビタミンBのサプリを使ったら乾燥肌が改善しました。鉄の不足が改善すると肌が綺麗になることは多くの方で実感します。化粧のりが見違えるほど違います。目力が強くなります。
精神面が元気になってくると、ほとんどの方が、お肌が綺麗になっています。美しさを手に入れていかれるのです。
何人もそういう方を見るうちに、美容と精神は別物ではないことがわかります。
まとめ
栄養療法と一言で言ってしまいますが、美容目的もメンタル目的もやっていることは同じなので、目的が違っても結果はどちらにも良い影響をもたらすことになるのです。
美肌点滴で慢性疲労が楽になった方もいます。これは、薬の治療だけではまず得ることの出来にくい結果だと思います。
「精神面の回復をもたらす」この目的のために同じように心療内科、精神科に通院したとして、アプローチの違いで結果がここまで違うのであれば、考え方を変えることは必要だろうと私は思います。
従来通りの薬物療法が最善であると考えている方には「そうはいっても・・」と思われるでしょうが、それを決めているのももしかしたらあなたの体の栄養かもしれません。
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