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子宮頸がん検診ではどんなことをするの?異常が見つかった場合の対処は?

子宮頸がん検診ではどんなことをするの?異常が見つかった場合の対処は?

子宮頸がんは、女性がかかるがんのなかでも比較的若い世代から発症しやすい疾患です。初期には自覚症状がほとんどないため、定期的な検診で早期発見することが大切です。

本記事では子宮頸がん検診の内容や流れ、そして異常が見つかった場合の対処方法について詳しく解説します。

子宮頸がん検診の重要性

子宮頸がんは初期段階で症状が出にくく、気づかないうちに進行してしまうことがあります。進行がんとなると、子宮を摘出するような大掛かりな手術が必要となる場合もあり、その後の妊娠・出産に影響を及ぼします。

一方、早期発見ができれば、身体への負担が少ない治療で回復できる確率が高まります。定期的に検診を受け、「症状が出る前に見つける」ことが何よりも重要です。

子宮頸がん検診の内容

子宮頸がん検診は、以下のような流れで進みます。

  • 問診:
    現在の体調や月経周期、妊娠・出産の経験、検診歴などを確認します。医師がリスク要因を把握するための大切なステップです。
  • 視診・内診:
    膣内に「膣鏡」と呼ばれる器具を挿入し、子宮頸部を観察します。肉眼でおりものの状態や炎症の有無、ただれや腫れがないかを確認できます。
  • 細胞診(子宮頸部の細胞採取):
    子宮頸部の表面をやわらかいブラシやヘラで軽くこすり、細胞を採取します。採取した細胞は顕微鏡で詳しく調べられ、がんや前がん状態の有無を確認できます。
    採取は数分で終わり、痛みもほとんどありません。
  • HPV検査(必要に応じて):
    子宮頸がんの原因となる「HPV(ヒトパピローマウイルス)」への感染を調べる検査です。細胞診と同時に採取したサンプルから検査でき、よりリスクを正確に把握できます。
    自治体や年齢によっては、追加検査として行われます。

実際の子宮頸がん検診の流れ

子宮頸がん検診は、それほど時間を要するものではありません。一般的な流れは次の通りです。

  1. 受付、問診票記入
  2. 下着を脱いで内診台に上がる
  3. 視診・内診
  4. 細胞診(+HPV検査の場合も)
  5. 着替えて終了

受付から終了までは30分程度、実際の検査自体は5分ほどで完了します。初めて受ける方は緊張しがちですが、リラックスして臨むことが大切です。

子宮頸がん検診にかかる費用

子宮頸がん検診の費用は、受診方法や自治体の補助制度によって異なります。

自治体の住民健診や職場検診の場合、無料~数千円で受けられることが多く、費用の負担はそれほど大きくありません。

一方、補助がない場合の自費診療は5,000円~6,600円程度が目安です。HPV検査を追加した場合など、検査項目によっては追加費用が発生する場合もあります。

子宮頸がん検診の結果と次のステップ

子宮頸がん検診の結果は、多くの場合3つに分けられます。

  • 異常なし:
    特に異常が見つからなかった場合は、通常通り次回の定期検診を受ければ問題ありません。
  • 要経過観察:
    軽度の異常が疑われる場合に出る結果です。すぐに精密検査が必要なわけではないものの、次回の検診を通常よりも短いスパンで受けることが推奨されます。
  • 要精密検査:
    がんや前がん状態の可能性があります。必ず精密検査を受ける必要があります。

ただし、要精密検査になったからといって、必ずしもがんであると確定したわけではありません。炎症や一時的な変化によって、異常が示される場合もあります。

【Q&A】子宮頸がん検診に関するよくある質問

最後に、子宮頸がん検診についてよくある質問を、回答とともにご紹介します。

どれくらいの間隔で受ければいい?

日本では、20歳以上の女性に対して2年に1回の子宮頸がん検診を推奨しています。また、リスクが高いとされる方は、医師の診断でより短いスパンでの受診を勧められる場合もあります。

痛みはありますか?

検査自体に痛みを感じることはほとんどありません。

ただし、出産経験のない女性や高齢で膣の萎縮がある方、性行為が未経験の方などは、器具の挿入時に軽い痛みを伴う場合もあります。

検診と生理の日が被ってしまいました。

生理中は出血の影響で正確な結果が出にくくなるため、基本的には避けた方がよいとされており、もっとも検診がしやすいタイミングは、生理が終わった直後です。

出血量が少ない終わりかけのタイミングであれば受けられる場合もありますが、事前に医療機関へ確認するようにしてください。

まとめ

子宮頸がんは早期に発見することで治療の負担を大きく減らせます。検診は短時間で済み、費用も補助制度を利用するなどして負担を軽減できます。

「自分は大丈夫」と思わず、2年に1回の定期検診を習慣化し、異変に早く気が付けるように工夫しましょう。

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