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妊娠超初期にPMSがなかった?症状の違いをチェック

いつもと体調が異なることに気が付き、「もしかして妊娠かも」と感じた経験のある女性も多いでしょう。
特に生理前に現れるPMS(生理前症候群)と妊娠超初期の症状が似ていることから、見分けがつかず困ってしまう方もいるはずです。
本記事ではPMSと妊娠超初期の症状の違いや見分け方・妊娠の可能性がある場合にとるべき行動について分かりやすくご紹介します。
また、メディア「NERO」にて、弊社の事業や取り組みに関する記事を掲載いただきました。
弊社の活動内容や目指すビジョンについて、丁寧にご紹介いただいております。
詳しくは「PMSにピルが効かない理由とは?栄養療法で根本改善をめざす大阪・ラエティスクリニック本町の新アプローチ」をご覧ください。
Contents
PMSと妊娠超初期の症状の違いとは?
PMSと妊娠超初期は、どちらも女性ホルモンの変動によってさまざまな症状が現れます。
まずは両者に共通する症状、妊娠超初期段階にのみ現れる症状をそれぞれご紹介します。
妊娠超初期とPMSに共通する症状
- 胸の張りや痛み
- 眠気・だるさ
- 腹痛や腹部の違和感
- イライラや気分の落ち込み、不安感
- 食欲の変化(増減)
- むくみ
- 頭痛
- 便秘や下痢
- 肌荒れやニキビ
- めまい
- 腰痛
女性ホルモンの影響による体調の変化は非常に個人差が大きく、毎回重い方もいれば、時折軽くなる方などさまざまなタイプが見られます。
そのときの体調やストレスの溜まり具合・生活習慣の乱れによっても症状の出やすさが異なります。
関連記事:女性の情緒不安定の治し方は?生理との関係や落ち着く方法を解説|Humming
妊娠超初期に見られやすい(PMSでは頻度の低い)症状
- おりものの量や色の変化(水っぽくなる、量が増える、色が変わる)
- 生理よりも少量の出血(着床出血)
- 基礎体温が高い状態が続く(高温期が16日以上続く)
- 生理予定日を過ぎても生理がこない
- 嗅覚の変化や敏感さ
- 頻尿
- 体温が下がらず熱っぽい状態が続く
上記のような症状は、妊娠が成立した場合に現れることが多いものです。
PMSでも稀に見られることがありますが、頻回ではないため、両者を区別するポイントとなります。
参考までに、妊娠超初期とPMSについて、それぞれで見られる症状を表にしてまとめたものがこちらです。
症状・特徴 | 妊娠超初期 | PMS |
胸の張り・痛み | ○ | ○ |
眠気・だるさ | ○ | ○ |
腹痛・腹部違和感 | ○ | ○ |
イライラ・落ち込み | ○ | ○ |
食欲の変化 | ○ | ○ |
おりものの変化 | ○(量・色が変化) | △(変化は少ない) |
着床出血 | ○(少量・短期間) | × |
基礎体温 | 高温期が長く続く | 生理で低温期に戻る |
生理の有無 | 生理がこない | 生理が始まる |
区別のポイントとしては、基礎体温が長く続いたり、これらの症状があった後に生理が来なかったりする場合は妊娠の可能性があるといえます。
もちろん個人での判断に頼りすぎるのではなく、妊娠検査薬を使用したり、産婦人科を受診したりすることも大切です。
関連記事:PMSのつらい症状|婦人科と心療内科のどっちを受診すべき?
PMSがなかった=妊娠の可能性はある?
普段からPMSの症状が強く出る方にとって、「今回は症状が全く出ない」となると、却って違和感や不安を覚えるきっかけになるでしょう。
実際、妊娠が成立したことでホルモンバランスに変化が起こり、普段出るはずのPMS症状が出なくなる可能性もゼロではありません。
普段は胸の張りや痛み・イライラ・腹痛がある方であっても、妊娠超初期では何も感じなかったり、逆に気分が穏やかだったりすることもあります。
とはいえ、症状の有無だけで妊娠を断定することはできません。
少しでも不安を感じる場合や、いつもと違う点に気が付いたときは、医療機関で相談することが大切です。
妊娠超初期に現れやすいその他のサイン
妊娠超初期には、先ほどご紹介した以外にも以下のような変化が現れる可能性があります。
- 胃のむかつき・げっぷ・吐き気
- 便秘やお腹の張り
- 頻尿
- 立ちくらみ・めまい
- 頭痛
- 情緒不安定・不安感
- 微熱・顔のほてり
- むくみ
これらのサインは妊娠検査薬に反応しないレベルの「超初期段階」から現れることがあるため、検査をしても妊娠の兆候が見られず、不安になる方も少なくありません。
かかりつけ医を受診し風邪や感染症の疑いがない場合や、少し待ってみても生理が始まる様子がないときは、産婦人科への受診を検討することが大切です。
急にPMSの症状が出ない場合に考えられる妊娠以外の原因
普段からPMS症状を強く感じていた方が急に症状が出なくなった場合、その全てが妊娠によるものだとは限りません。
以下のような要因が関係していることも考慮し、必要に応じて医療機関の受診を検討することが大切です。
- ストレス
- 加齢による体質の変化
- 生活習慣の変化
- 急激な体重変動や過度なダイエットの反動
- 女性ホルモン分泌の不安定化や生理不順
- 甲状腺の病気など内分泌系の疾患
女性ホルモンのバランスは、生活習慣の乱れやストレスによって簡単に崩れてしまいます。
まずは良質な睡眠・適度な運動・栄養バランスのとれた食事の3点を意識し、適度にストレスを発散しながら生活してみてはいかがでしょうか。
まとめ
PMSと妊娠超初期は非常によく似た症状を伴うため、自己判断が難しいケースも少なくありません。
「今回はPMSがなかった」と感じても、妊娠の可能性があるかどうかは、基礎体温や生理の有無などを総合的に見て判断する必要があります。
まずはいつもと違う兆候を感じた場合、焦らずに身体の声に耳を傾け、必要に応じて医療機関へ相談することをおすすめします。
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